コロナと共に歩む今後のIT産業
会社に就職した人間なら皆が聞いたことがある仕事の効率化。
しかし、世界の状況と日本の状況を比較したら一時代はIT先進国とも呼ばれた日本に置いて、労働者に求められる非効率な仕事がなんと多いことか。
毎日、毎朝満員電車に揺られ、疲れ切って出社。朝のミーティングでは自分の仕事とはあまり関係ない話まで聞かされたあと、やっと業務を開始する。社内での情報共有ができていないせいか、「やった、やらない」「言った、言わない」の話が社内で横行。業務を管理する人たちのスキルの低さが目にあまる職場も少なくない。
現在の日本において業務の効率化はコロナウイルスの拡大とともに急務となった。出来ることなら満員電車に乗らず、人の密度の濃いところで仕事しない。そんな働き方が今こそ求められている。
ITは人間がする必要のない仕事を、全部ロボットやシステムに任せて、労働時間や場所的必要の多様化をもたらす。
近年、IT技術が行き届いた農業プラントができることにより、今や数人のエンジニアで何万トンの農産物が生産できる。
また水産業では、コンピュータ制御された無人の船が魚を捕りにいき、ピンポイントで魚を釣り上げる。
運送業もロボットが積み荷を集め、運んでいることが当たり前となってきており、自動車も人が運転しなくて良い技術も進んできた。
益々、単純労働が減り、本当の意味で人間にしかできない複雑な仕事がだけが、人間の仕事となる。
オフィスワークでも雑務は究極に削減されて、業務はすべてAIによって管理される。仕事の指示はAIが下す時代も遠くない。
2020年は歴史をみないほど新型コロナウイルスで世界が痛手を負った。例えウイルスの拡大は収まったとしても、人類は常に感染病のリスクに備える必要がある。
IT技術は感染症の恐怖から人類を救うツールとしてこれからも使われていくだろう。
筆者S.H