バーチャルあべのハルカスに「AIあべのべあ」が登場
2024年3月29日、近鉄不動産株式会社とクラスター株式会社が構築したメタバース空間「バーチャルあべのハルカス」に会話生成AI「AIあべのべあ」が導入され、これによってバーチャル空間におけるまったく新しい接客サービスが体験できると発表されました。今回は「AIあべのべあ」をご紹介します。
AIあべのべあとは?
「AIあべのべあ」はメタバース空間「バーチャルあべのハルカス」で導入された会話型生成AIで、チャットGPTでおなじみのOpenAI社が開発する大規模言語モデルが活用されています。「バーチャルあべのハルカス」は近鉄不動産がクラスター社と共に構築したメタバース空間で、2023年3月にオープンしました。大阪市阿倍野区に位置する超高層複合ビル「あべのハルカス」と天王寺公園エントランスエリア「てんしば」がメタバース上に構築された「バーチャルあべのハルカス」は様々なイベントを楽しむことができます。
今回「バーチャルあべのハルカス」のオープン1周年を機に会話型生成AI「AIあべのべあ」が導入されました。あべのハルカスのキャラクター「あべのべあ」をモチーフとしたAIで、ユーザーの質問に自動で回答する形で会話や案内を行ってくれます。ちなみにクラスター社と共同で実装した会話型生成AIアバターの誕生は世界で初めての取り組みだそうです。
AIあべのべあに会うには?
「AIあべのべあ」に会うにはメタバースプラットフォーム「cluster (クラスター)」にログインし、「バーチャルあべのハルカス」のワールドを検索して参加することで会うことができます。clusterへのアクセスにはアプリのダウンロードが必要ですが、無料でアカウントが作成でき、誰でも楽しむことができます。
clusterのダウンロードはこちらから
AIあべのべあに会いに行ってみた
clusterのアプリをダウンロードするとログイン画面になり、新規のアカウント作成も行えます。
アカウントは新しくアバターを作成するような形で進みます。
▼自分のアバターが完成しました
ワールドから検索して「バーチャルあべのハルカス」へ参加してみます
▼「あべのハルカス」で検索するとすぐに出てきました
▼「遊びに行く」で「バーチャルあべのハルカス」のワールドへ移動できます
▼ここが「バーチャルあべのハルカス」です
17階ミドルフロアに「あべのべあの部屋」があるそうなので行ってみます
▼可愛いドアのお部屋がありました。おじゃましま〜す!
▼「あべのべあの部屋」に入りました。子供部屋のようで可愛い!
▼「AIあべのべあ」を探して部屋の中を探してみましたが…いないようです
部屋にあったモニターによると今は17階の「soranosu」というエントランスにいる時間のようなので移動してみます。
▼いました!
▼テキスト入力で会話を楽しむことができます。
▼「バーチャルあべのハルカス」でどんなことをして遊べるのか聞いてみました。
▼気になるイベントについて聞いてみました。
このように「AIあべのべあ」と会話したり、イベントの案内を聞くことができます。
▼会話中に考えるモーションが入るのがなんとも可愛いですね。
現在、「バーチャルあべのハルカス」では「10周年連動企画」として
・空を駆け巡る『エッジ・ザ・ジェットコースター』(展望台エリア/有料)
・窓ふきゲームを体験『ハルカス・ゴンドラ』(展望台エリア/無料)
・オリジナルアスレチック『Jumping! 元気マン』(てんしばエリア/無料)
のイベントが実施されています。
<参考サイト>
バーチャルあべのハルカスの楽しみ方(近鉄不動産サイト)
https://www.kintetsu-re.co.jp/virtual-abenoharukas/
ワールドURL(クラスターサイト)
https://cluster.mu/w/3c27af02-aec4-433f-bca1-084388f1f969
最後に
今回は可愛い会話型生成AIの「AIあべのべあ」についてご紹介しました。メタバース空間に馴染みがなくてもclusterは使いやすいプラットフォームですので誰でも簡単に楽しむことができます。メタバース空間は架空の世界ですが、アバターを操作しているのは人ですのでマナーを守って正しく活用しましょう。
↓「メタバース・リテラシー」についてはこちらの過去記事で詳しく紹介しています。
筆者Y.S