ソフトウェア業界とは?概要や将来性などを解説
スマホやパソコンの普及により市場が拡大している「ソフトウェア業界」ですが、どのような職種があるのか、必要な資格・スキルや今後の将来性などを解説します。
ソフトウェア業界とは?
「ソフトウェア業界」の「ソフトウェア」はパソコンやスマホを動かすためのプログラムで、「ソフトウェア業界」はそういったプログラムソフトの開発や販売を行う業界のことを指します。超大手ですと「Microsoft」や「Apple」などの会社があります。「ソフトウェア」は大きく分類すると「アプリケーションソフト」と「OS(オペレーティングシステム)」の2つに分かれます。
アプリケーションソフトウェア
アプリケーションソフトウェアはパソコンなどのハードウェアで動くソフトウェアのことです。ユーザーが操作するソフトウェアで、代表的なものはMicrosoftのExcelやWord、AdobeのIllustratorなどです。メールソフトや動画編集ソフト、ゲームソフトなどもアプリケーションソフトウェアです。
オペレーティングシステム(OS)
オペレーティングシステムはパソコンやアプリケーションソフトウェアを動かすための基本的なソフトウェアで、OSとも呼ばれます。代表的なものはMicrosoftのWindowsやAppleのmacOS、スマホ向けのAndroidやiOSなどがオペレーティングシステムです。
ソフトウェア業界の職種
ソフトウェア業界で代表的な職種はどのようなものがあるのでしょうか。いくつか紹介します。
システムエンジニア
開発やシステム構築などの全体的な企画や、進行・管理も行う職種で、プログラミングのスキルも必要となります。クライアントからの要望を聞いたり、プログラマへの指示も行います。
プログラマ
設計書をもとにプログラミング言語を使ってソフトウェア開発を行う職種です。使えるプログラミング言語によって開発できるソフトウェアも違ってきます。プログラミング言語のスキルの他、ITに関する知識も必要不可欠です。
ネットワークエンジニア
ネットワークの構築、運用や保守を行う職種です。ソフトウェアとハードウェアに関する幅広いITに関する知識が必要となってきます。近年ではクラウド化が進んでおり、クラウドに関するスキルも必要になってくるケースがあります。
他にもゲームプログラマーや、ITコンサルタント、ソフトウェアを販売する営業なども「ソフトウェア業界」で活躍する職種と言えます。そして、コンサルタントや営業といったエンジニアでなくても、ソフトウェアやITに関する知識は必要になってきます。
ソフトウェア業界に必要なスキル・有利な資格
ソフトウェア業界で働くために絶対にとっておかなければならない資格はありませんが、持っていると有利な資格や必要なスキルはあります。
情報処理技術者試験
(IPA)独立行政法人 情報処理推進機構が主催する国家試験です。難易度によりレベル1〜レベル4までの段階に分かれており、レベル1では「ITパスポート試験」、レベル4では「ネットワークスペシャリスト試験」などがあります。資格の取得はITスキルの証明として役に立ちます。
プログラミングスキル
開発するソフトウェアによって必要なプログラミング言語は異なってきますが、代表的なプログラミング言語としては、Java、PHP、Rudy、C言語などで、いくつかのプログラミング言語のスキルが必要なケースもあります。
コミュニケーション能力
ソフトウェア開発は複数人のチームで行うことが多く、チーム内での円滑な情報共有や意思疎通を行うスキルの他、協調性も求められます。クライアントとの打ち合わせなどでもコミュニケーション能力は必要です。
常にトレンドを求める探究心
ITの技術は日々進化しており、常に新しい技術が開発されています。その為、その新しい技術を取り込むといった、トレンドに反応するスキルも必要となってきます。
ソフトウェア業界の今後の需要
急速にIT化が進んだことで「ソフトウェア業界」も拡大を続けています。クラウド化の進行やIoTの普及により、今後もますます需要が高まっていくことは間違いなさそうです。
最後に
「ソフトウェア業界」と一口に言っても様々なジャンルの企業があります。人手不足などの課題もありますが、市場がどんどん拡大している「ソフトウェア業界」は、プログラマやエンジニアを目指す方にとっては魅力的な業界ではないでしょうか。
筆者Y.S