テレワークの現状と現代の働き方について考える
IT業界でのテレワーク、実際のところは?
2020年初頭から流行したコロナウイルスの影響により、世界中の「働き方」の概念が大きく変わろうとしています。特に日本に置いての働き方は、労働者を会社という「場所」に一つにまとめ厳重な管理下の元、労働させるというスタンスはコロナ禍の影響により大きな変革を余儀なくされています。
そこで最近よく耳にすることば「テレワーク」IT業界では実際どのような働き方改革が行われ、どのようにテレワークが進んでいるのでしょうか。
テレワークの現状と現代の働き方について考えます。
IT業界はコロナの影響を受けにくいとされてきました。IT業界の特徴としてグレーラインが存在しにくく、曖昧な部分が少ないからです。
家の例えが分かりやすいかもしれません。設計図と大工がいれば家が建ちます。システム開発の仕事も同じです。まずSE(システムエンジニア)が設計書を作り、それをPG(プログラマー)等のエンジニアに渡しソフトウェアを作りあげるのです。
そこに場所、材料は必要ありません。パソコン1台あればことたります。
勿論システムエンジニアのお仕事をしておられる方だとお客様の要望やニーズを密にとり、設計書を作ることも必要です。
しかし大多数のエンジニアの仕事は材料や道具、特別ややこしいコミュニケーションは必要なく、設計書を元に必要な物を作り上げることが多いのです。
必然のこと、IT業界では「テレワーク」は加速して進んでいっています。
実際IT業界で「テレワーク」し働くエンジニアにインタビューしました。
プログラマー歴5年のJAVA開発エンジニアのKさんは現在テレワークをしています。朝9時にWEBでのミーティングが終わったあと、自宅でセキュリティが行き届いたパソコンで作業を始めます。18時に作業報告をして作業終了です。
「片道1時間半ほどかかる通勤は必要なく、家族と過ごす時間、自身の趣味の時間が増えた」と言うKさん、
「テレワークは時間の余裕をくれました。もちろんどうしても必要な時は出社する時はあります。しかしテレワークは睡眠時間も私にくれました。上手に自分を管理できる人にとって最高の働き方だと思います」と語ってくれました。
人生にとって時間はとても大切だといえます。
勿論、人間は人間同士接触することで得られる満足感や喜びがあるのは事実です。しかし時間を無駄にせず、効率を求めて仕事をしたい人がいることも事実。
これからの働き方は「自分自身のスタイルに合わせた働き方改革を個人が考え選べる時代になる」ことこそが、今後の日本を支えるうえで、とても大切なこととなっていくことでしょう。
筆者S.H