覚えるならどの言語?
世界にはさまざまなプログラミングのための言語が存在しています。
WEB系の言語、社内システムに適した言語、データベース管理に必要な言語、ゲーム開発に適した言語など、プログラム言語はその時代にその環境に合わせて進化しているものです。そのスピードは著しく毎日新しくリニューアルされて現在では2000以上のプログラム言語が存在していると言われています。
①「初級者が理解しやすい言語」
IT業界への転職支援を行っていると、よく聞かれるのが、「プログラム言語を勉強しようと思っているのですが、どの言語を勉強すれば良いでしょうか」というものです。
一般的には、学習しやすい言語としてPython、PHP、VBA、GAS、Rubyなどが挙げられていますが、最近のプログラミング教室では、Rubyを使って講習するところも多いようです。理由として社会的需要が増えていっているのは勿論、初心者でも比較的理解しやすく特にライブラリ(プログラムを提携して纏めたもの)がよく纏まっていて学習しやすい言語です。
②「初級者が身近に感じる言語」
私が特におススメしたい言語としてVBAがあります。VBAはマイクロソフトのワード、エクセルの業務効率化をカスタマイズするために有効な言語です。環境がエクセルに組み込まれているため、はじめやすい言語と言えます。
その割に、官庁などを含め、事務作業にエクセル、ワードを使用している企業が多く存在するなか、VBAを使って効率的に業務を進めている企業は以外に少ないように感じます。身に着けていれば絶対に役に立つ言語だと思います。
「転職を考えるならどの言語?」
求人案件数で圧倒的な人気なのがJAVAです。年々その需要が高まっています。あらゆる言語が使われるなかJAVAの求人率は30%を優に超えてきました。大規模なシステム開発に適していて幅広い分野で使われています。
中小企業から大企業まで「JAVA言語の使い手の需要は今後も伸びそう」です。
「覚える言語は自分が何をしたいかによって異なる」
冒頭でも述べたように、言語にはそれぞれ得意分野と不得意分野があります。ゲームなどを作りたい方はCやPythonデータベースを扱うならSQL、WEBを作りたいならPHPやJavaScript、企業で安定して働きたいならJAVAなど、自分自身の今のスキルレベルや環境、目指したいことをなどを参考にして決めいただければと思います。
とはいうものの、ほとんどのプログラミング言語では考え方が共通するところがあります。一つの言語を極めてしまうと別の言語を覚えるときに非常に覚えやすいのです。
まずは出来るところから一歩づつ学習していかれることをおススメします。
筆者S.H